Key points for finding a property in Vietnam

日本とベトナムでは、環境や文化の違いから、物件探しにあたり大きく異なる点がいくつかあります。
日本での部屋探しでもあてはまるような事項の説明は省き、ベトナム特有の事例につき説明いたします。
日本では気にしないことでも、ベトナムだからこそ気にするべき物件選びの際のポイントです。

網戸
ベトナムの物件は基本的に網戸が付いていません。後付けも物件によっては可能ですが大気汚染の問題もあり窓は開けないほうがいいと思います。
カーテン
日差しの強い西向き物件は遮光カーテンの有無をチェックする必要があります。遮光カーテンがないと熱効率が悪く、直射日光でお部屋が暑くなりやすいので、エアコンをつける時間が多くなり電気代がかさみます。
室内金庫(セーフティボックス)
貴重品は金庫に入れておくことをおすすめします。金庫の大きさや最新式のものが完備されているかなどチェックを忘れずに。ただし、ただ置いてあるだけのものもあり、しっかり固定されているかチェックしたほうがいいです。もし金庫がない場合ですがホテルにあるような小型のものであれば1,500,000VND程度から購入可能です。
バルコニー
バルコニーの有無と広さも物件によりまちまちです。眺望が良くベランダが広い物件にはテーブルやイスなどがあればリラックスできる場所になり気分転換に最適です。小さなお子様がいる場合はバルコニーの壁の高さや、足を掛けられる室外機などはないかなどの注意も必要です。ベトナムではバルコニーから子供が落ちる事件が多発しています。

部屋の向き
日本では日当たりの良い向きが人気がありますが、常夏のホーチミンでは日当たりが良い=暑いということで注意が必要です。西日が非常に強いため西向きのお部屋はおすすめしません。北向きのお部屋は一番涼しいです。ベトナムでは至る所で工事中の物件があります。近くにある場合、向きによっては騒音や埃の被害も要注意となります。
また、近くに大きな音を出す施設(バー、クラブ等々)がないかもチェックしたほうがいいです。

ベトナムでは1年中、蚊がいます。蚊が絶対にいない物件というのはありませんが、10階を超える高層階にはなかなか登って来られないようです。ただエレベーターに乗ってきたりして侵入する場合もあるので完全に出ないとは言えません。蚊が媒介して感染するデング熱もございますのでお気をつけくけください。

雨季の冠水
ベトナムは日本でいう四季のかわりに、雨季(11月〜3月)と乾季(4〜10月)があります。

ホーチミンの2区、BINH THANH区はもともと沼地を埋め立ててつくられた場所も多く、土地も低く、川に近いため冠水しやすいエリアもあります。冠水と言ってもお部屋はもちろん、ロビーまで浸水することもほぼありません。
ベトナムでは短時間に大量の雨が降ってくるので、道路が冠水して足首まで水位があることも場所によっては頻繁にあります。水はけが悪く冠水が頻繁に起こるエリアでは、道路が川のようになり、膝下あたりまで浸かることもあります。

水圧は十分か
水回りの水圧が十分かチェック。特に高層物件の高層階では水圧が弱い傾向があります。水圧が弱い場合は申し出れば水圧が上がるように
調整できる物件もございます。

日本人学校のバスが停まるか
日本人学校に通われるお子様がご一緒の場合は日本人学校のバス停になっている物件を選びましょう。隣や近くにあればいいという考え方もありますが雨が多いベトナムで雨のなかのお出迎えは大変です。なるべくご自分のお住まいまでバスが来るのが理想です。

バスタブ
ベトナム人は基本的にバスタブに湯を入れてつかることはしません。 よってバスタブがある物件も限られます。 また、日本のようにバスタブと洗い場があるような物件も稀です。
バスタブ必須の人はしっかりチェックしましょう。

洗濯機

アパート(コンドミニアム)の場合は、洗濯機は基本的に備わっています。
中級以下のサービスアパートの場合は洗濯機が部屋内にないことが多いです。洗濯はアパート側で無料ないし有料でしてくれることが多いです。
もしくは共同の洗濯場がある物件もございますが、毎回別の階まで洗濯物を持っていくのも、洗濯物が終わるのを待つのも面倒ですので洗濯機がもともと備え付けられている物件をおすすめします。
ご自分で洗濯をしたい方は事前に洗濯機の有無をご確認を。