ホーチミン賃貸物件の特徴

 

あまり耳にしない不動産に関する用語や、お部屋探し前に知っておきたいベトナム(ホーチミン・ハノイ)賃貸物件の特徴をご紹介します。

賃貸物件の特徴についてまとめましたので、物件選び際にぜひ参考にしてください。

お部屋の設備について

間取り、広さ

ベトナムにおける外国人用の賃貸物件の場合、40㎡~150㎡ぐらいの物件が多いです。ただ間取りや収納スペースが日本の物件のように機能的な造りではなく、リビングが異様に広かったり、「なぜこんなところに柱が?」といった物件も多くあります。物件探しの際には広さ以上に使いやすさを重視する必要があります。またご自身に合った適切な広さというのも大切です。広い物件になればなるほど快適でゆったりとしますが、1年中気温の高いホーチミンではその分が冷房代が高くなってしまいます。

家具・電化製品が完備

日本の物件は家具や電化製品をご自身で揃えることが一般的ですが、ベトナムの物件ではテレビ、ソファ、テーブルなどの家具やエアコン、冷蔵庫、電子レンジなどの家電は完備されている物件がほとんどです。物件選びの際はどういった電化製品、家具がすでにあるか?それらが壊れていないかなど状態の確認も大切です。

インターネット・WIFI環境

ベトナムの物件でインターンネット・WIFI環境がない物件は皆無ですのでご安心ください。 契約が切れていたり、新築でまだ契約していないような場合は物件オーナーが契約をします。賃貸したお客様が契約するケースはほとんどありません。

不具合が多い

ベトナムの物件は日本の物件と比べると不具合の発生が非常に多いです。天井からから水が漏れてきた、エアコンからの水漏れ等々日本ではありえないような問題が多く発生します。また日本とは異なり一年の半分が雨期であるホーチミンでは扉や窓の建て付けが悪いと雨漏りの問題もあります。ここで大事なのが物件側のスタッフの対応です。管理の良い物件であれば修理人が常駐しており、問題があってもすぐに対応をしてくれます。しかし管理の悪い物件は約束してもその時間に来ない、修理が雑で結局またすぐに壊れてしまうなど日本では考えられないようなことが起こる場合もあります。

セキュリティ

警備員が24時間常駐している物件が多いのですが、その質や人数は物件次第です。また入り口のドアのオートロックが故障しているなど管理の悪い物件もありますので要注意です。ただ実際に泥棒被害に遭われた方の多くは内部の犯行と思われる場合がほとんどです。メイド、警備員、作業員による犯行が多く、日頃から貴重品は金庫(セーフティボックス)に入れるといったようにご自身でも注意していくことが大事です。掃除のために清掃員が入室するサービスアパートでは金庫に入れていない現金はなくなるものと考えたほうがいいです。

アリ、ゴキブリ、虫。。。

熱帯のホーチミンではアリやゴキブリなどの害虫が常に発生します。アリは外部から侵入して来るので、普段から甘いものをテーブルの上に置きっぱなしにしないなど、日頃から注意することが必要です。定期的にペストコントロール(害虫駆除)を行っている管理の良い物件を選ぶのもポイントです。

飲料水・ウォーターサーバー

ベトナムの水道水はそのままでは飲料水に適していません。そこで飲み水として売っているのがミネラルウォーターかドリンキングウォーターになります。ドリンキングウォーターはミネラルを含まない飲料水となります。

19~20Lの飲料水タンクを配達してもらったり、浄水器を付けられる方もいます。

バスタブ

ベトナムではお風呂はシャワーのみが基本です。バスタブのついている物件も少なからずありますが、賃料が高めの物件になります。

テレビ

ローカルチャンネルやインターナショナルチャンネルはケーブルTVを通じて視聴することがほとんどです。 日本のテレビを視聴されたいお客様は専用の設備をレンタルしていただくこと可能です。

共有施設について

プール

コンドミニアムや高級サービスアパートではほとんどの物件でプールが付いています。子供用の浅いプールがあったり、中にはジャクジー機能が付いている物件もあります。 お子様がいらっしゃるご家庭ではプールの使用頻度は高いでしょう。物件のプールにコーチを呼んで教えてもらうことも多いです。 逆にご単身の方の場合は「最初は暑いし、休みの日に泳ごう」と思っても、結局はほとんど利用されませんので、あまりこだわらず物件を探す方が良いかもしれません。

フィットネス・ジム

規模、機材の種類などがことなりますが、高級コンドミニアムや高級サービスアパートではどの物件にも付いています。ただし、有料の場合もあり注意が必要です。基本的にお子様のみではご利用いただけません。ランニングマシーンくらいしか使わない方がほとんどですので、こちらもあえて規模や機材にこだわって探さない方が物件の選択肢が広がります。

子供の遊び場

ご家族帯同で赴任される方は良くキーポイントになります。公園の様に大きなお庭が付いている物件から、全く何も無い物件まであります。乳児や未就学児がいらっしゃるご家庭ではエアコン付きのキッズルームがある物件が人気です。子供達同士で物件から離れて遊びに行くような生活環境ではないため、物件内にそれなりの規模の遊び場があると、お友達も出来やすく、お子様にとっても良い物件と言えるでしょう。

その他

以下の施設は多くはありませんが、たまに建物内に併設されている物件があります。

サウナ、テニスコート、キッズスペース、多目的ルーム、ミーティングルーム。

契約について

敷金

デポジットと言われ、通常は家賃1~2ヵ月分を預けることになります。

デポジットは契約期間満了後、室内や備品の破損・不備がなければ全額返金されます。

礼金

ベトナムでは日本にあるような礼金のシステムはありません。

家賃

通常は1~2ヵ月分を先払いします。

契約期間

コンドミニアム(アパートメント)の契約は通常1年契約となります。 サービスアパートでは短期も可能ですが賃料に影響する場合がありますので注意が必要です。